サークル・オブ・フィフス
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「サークル・オブ・フィフス(Circle of Fifths)」は、音楽の基礎を学ぶ上で非常に重要な概念で、特に音階やコード進行を理解するのに役立ちます。簡単に言うと、これは音楽の「円グラフ」で、すべてのキー(調)の関係を示したものです。
基本的な考え方:
- 円の形をしている
「サークル・オブ・フィフス」は円形になっていて、時計の文字盤のように12個の音が配置されています。これは、1オクターブに12個の半音があることに基づいています。 - 5度ずつ進む
円を右回りに進むと、それぞれの音が「5度」ずつ上がります。例えば、「C」からスタートすると「G」、「G」の次は「D」といった感じで進みます。この「5度」というのは、音程(音と音の距離)の一つで、5つの音を数えたときの間隔です。 - シャープとフラットの増加
円を右回りに進むと、キーに含まれるシャープ(♯)の数が1つずつ増えていきます。例えば、Cにはシャープがありませんが、Gには1つ、Dには2つ…という具合です。
一方、左回りに進むと、フラット(♭)の数が1つずつ増えます。例えば、Cにはフラットがありませんが、Fには1つ、B♭には2つというふうに増えていきます。 - 調号の理解に役立つ
この円を使うことで、それぞれのキー(調)に含まれるシャープやフラットの数を簡単に覚えることができます。また、転調やコード進行を理解する際にも非常に便利です。
まとめると:
「サークル・オブ・フィフス」は、音楽の調やキーの関係を理解するための円形チャートで、時計回りに進むとシャープが増え、反時計回りに進むとフラットが増えていくという仕組みです。音楽を学ぶ際の「地図」のような存在であり、曲の構成や転調などを理解するのに大いに役立ちます。