このガイドでは、OpenAIが提供するローカル実行型のコーディングエージェント「Codex CLI」の導入から初期設定、よくあるトラブル対応までを初心者向けにわかりやすく解説します。Codex CLI はローカルで動作し、ChatGPT プランと連携した強力なコーディング支援をターミナルから利用できます。クラウド版の Codex Web とは別物です。
公式情報と詳細は Codex CLI GitHub リポジトリ を参照してください。
対象読者と前提
- ターミナル操作が初めて、またはこれから学びたい方
- macOS / Linux 環境で CLI ツールを使いたい方
- ChatGPT の Plus / Pro / Team / Edu / Enterprise プランをお持ちの方(推奨)
Windows の場合は WSL2 上の Linux を利用するのが簡単です。本記事では macOS と Linux を中心に説明します。
インストール方法(3通り)
方法1: npm(Node.js)でグローバルインストール
npm install -g @openai/codex
インストール後、次で起動できます。
codex
方法2: Homebrew(macOS)
brew install codex
アップデートは次の通りです。
brew upgrade codex
方法3: GitHub Releases からバイナリを取得
- Releases から自分の環境に合うアーカイブ(例: codex-aarch64-apple-darwin.tar.gz)をダウンロード
- 解凍後に実行ファイル名を
codexにリネームし、PATHの通った場所へ配置
初回起動とサインイン
以下を実行し、案内に従って「Sign in with ChatGPT」を選択します。ChatGPT アカウントと連携することで、プランに含まれる利用枠を使って Codex を利用できます。
codex
API キーでの利用も可能ですが、追加のセットアップが必要です。通常は ChatGPT ログインが簡単です。
基本的な使い方
起動すると対話的にエージェントを操作できます。ワンショットでプロンプトを渡すことも可能です。
codex "Create a Node.js script that prints system info"
エディタ(VS Code, Cursor, Windsurf)で使いたい場合は、それぞれの拡張機能/内蔵機能から Codex を有効にしてください。
設定ファイル(~/.codex/config.toml)
Codex CLI は ~/.codex/config.toml に設定を保存します。詳細なオプションは公式ドキュメントを参照してください。ここでは最低限の例を示します。
# ~/.codex/config.toml の例(必要に応じて調整)
# ログや UI などの基本設定
[logging]
level = "info"
[ui]
theme = "dark"
# MCP サーバーを有効化する場合は mcp_servers セクションを追加
# 実際の設定項目は導入する MCP サーバーに依存します
[mcp_servers]
# 例: wordpress, 画像生成などの MCP をここで宣言
# 個々のサーバーのドキュメントに従って設定してください
Model Context Protocol (MCP) の有効化
Codex CLI は MCP サーバーをサポートしています。~/.codex/config.toml に mcp_servers セクションを追加し、使用したいサーバー(例: WordPress 投稿、画像生成など)を登録します。各サーバーのインストール方法・引数・環境変数はサーバーごとのドキュメントに従ってください。詳しい手順は Codex CLIでModel Context Protocol (MCP)を有効化する完全ガイド も参照してください。
サンドボックス・承認フロー
Codex はローカルでコマンドを実行できます。安全のため、実行前に承認ダイアログやサンドボックスが有効になる場合があります。危険な操作は自動で行わず、逐次承認して進めてください。
非対話モード / CI モード
CI など対話できない環境でも Codex は利用可能です。詳細な利用方法やフラグは公式ドキュメント(README & Docs)を参照してください。
アップデートとアンインストール
アップデート
# npm の場合
npm i -g @openai/codex@latest
# Homebrew の場合
brew upgrade codex
アンインストール
# npm の場合
npm uninstall -g @openai/codex
# Homebrew の場合
brew uninstall codex
トラブルシューティング
- codex: command not found — インストールに失敗しているか、
PATHが通っていません。npm ならnpm bin -gの出力ディレクトリをPATHに追加、Homebrew ならbrew --prefix配下のbinを確認してください。 - Homebrew で見つからない —
brew update実行後に再試行してください。 - ログインがうまくいかない — ブラウザのポップアップブロックやネットワーク制限を確認し、別ブラウザでのログインも試してください。
参考リンク
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